左がうすく右が濃く見えますが、実は
左と右のグラスのワインは同じなんです。
これは、1998年 ロッソ ディ モンテプルチアーノ サルケート、
通常イタリアワインを飲む時は、右のボルドータイプのグラス
(左の倍以上入っています)に、写真のようにたっぷり注いで飲もうとしてませんか?
これではせっかくのワインの果実味が感じられず、
暗く見えるとおりにふさぎ込んだ、渋みの多い味になってしまいます。
本来であれば、イタリアワインに兼ね備えている「酸味」の華やかさ、
16年経っても(蔵出しなので)初々しさ、そして「おおらかさ」を
感じられなくてはなりません。
ここからが今日のポイントで、「ワインスクール」で教えないところです。
ソムリエ試験にも出ませんし、知らなくとも(皆知らないので)
問題ないかもしれませんが、
もし、ワインをサービスする立場の方なら知っておいた方がいいと思います。
このブログで何度も言っていることですが、ほとんどの単一品種のワインは、
ブルゴーニュタイプのグラスに、写真左のように全体の10-15%だけ注いで、
飲むと美味しいだけではなく、料理にとてもなじんで、
マリアージュを楽しめると思います。
(もちろん例外もあるので、事前に必ず試すこと)
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