2014年9月16日(火)

 

80%以上の人がワイングラスの力を信じていません。

とても残念なことです。

ワインの種類によって、味と香りの個性があり、同じ品種でも

育った場所(土壌)、育った年代(クローンの違い)、

そして醸造時の条件(酵母の種類)など様々な条件の違いが味に影響します。

それらを踏まえ、ワインに合ったグラスを選べば、

今まで感じられなかった味と香りを、届けてくれます。

「簡単にヴィンテージワインが美味しく飲める 3」でも書いたものですが、

度々聞かれるので、もう一度説明したいと思います。

 

 

このワインは、ロワール地方の銘酒「リュイ」のロゼです。

原料ぶどうの品種は「ピノグリ」と呼ばれ、同じピノ系統でも

あまり知名度がなく(美味しいと思われていない)、逆に言うと

とっても狙い目のワインです。

この生産者のすごいところは、他のワインでは出せない

魅力的な「桃」の香りをたっぷり出せるんです。

但し条件があり、よほど鼻が良く経験のある人でないと

右のボルドータイプ(普通のワイングラス)ではこれが

「梅」の香りになってしまいます。

左のブルゴーニュタイプのグラスで飲むと、

ふんわりと優しく完熟した「桃」の香りに包まれます。
大体80%以上の人が、「グラスでワインの味が変わるよね」と言いながら、

飲み比べると「うそー」と驚きの声を上げます。

この飲み比べで、驚かなかった人はまだいません!

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