2014年9月10日(水)

1964年ロマネコンティを飲んだワイン会の記録です。

平成23年11月5日 場所 クチネネッタ 会費¥50000

試飲ワイン

1976年 ヴォーヌロマネ 1er ルロワ

1976年 ヴォーヌロマネ レボーモン シャルルノエラ

1971年 ヴォーヌロマネ ルイジャド

1967年 ロマネサンヴィヴァン DRC

1964年 ロマネコンティ テデュレール

1955年 ヴォーヌロマネ ヴァンデルミューレン

 

 

どれも主役級で、ラベル汚れや、生産者ラベルがない為に特別「安く」

仕入れたものだったので、この会費でした。

始まりはルロワで静かにスタート。

次にいきなり「クライマックスか?」と思わせるほどのノエラの華やかさに

一同ざわめき。

あっと言う間に別世界のサンヴィヴァン、そして1964のコンティ。

これは偽物ではなく、瓶詰業者のテデュレールのものです。

ロマネコンティが1965年くらいまで桶売りしていたもので、

今はルロワが引き継いでいます。

肝心の味は、知らない人が飲んだら、

「美味しいワインね~」と言って終わってしまいそうなほど

穏やかで誇張した華やかさがありません。

華やかなワインは素晴らしいのですが、いくら頑張っても

2時間くらいしか続かず飽きてしまいます。

瓶詰業者の中では一番「へた」と言われていたそうですが

なにか悟りを開いた寛大な人に合ったようで

4時間の間、あばれず、騒がず、淡々と語ってくれました。

そして1955ヴォーヌロマネ。

これも知る人ぞ知る瓶詰業者ヴァンデルミューレンの物です。

オリジナルより5割くらい価値が下がると言われていますが

決して価値が5割引きでなく、値段が5割引きです。

「買うなら、今でしょ!」 です。
シベリウスのバイオリンコンチェルトが第一楽章で全て完結してしまったかのような

有得ない雰囲気で平常心を保つのが精一杯。

仕掛けた自分がそうなのに、参加メンバーは酔いとも戦いながら必死になって

味を判断する様子は「仕事以上じゃない?」と言われる人続出。

参加メンバーの一人、1967年生まれのIさんのお蔭で

いつも無事に美味しく過ごせました。

普通は料理なしでもこのラインナップならば、黙ってスタート価格は¥100000.

さらに会場は昨夜のブログで紹介した「クチネッタ」。

「¥50000でよくぞやったな!」とだれも言ってくれませんでしたが

大のおとなが10名、感動のあまりグラスを「ギュッと」握って、

唸ってしまった姿を誰が想像できたでしょうか?

でもその姿が私の労いになりました。

参加メンバーの美味しさに感動する姿を見たくてやっているようなものですから。

 

 

このメインの若鳥のストラコット(煮込み)にのっている薄い物はゴミではなく

普通のレストランで頼んだら100g¥80000はとられる、

イタリアの「白トリュフ」 本物です。

パン籠にはジェノヴァの専門店直伝のフォカッチャ、旨すぎて旨すぎて

手がとまりません。

お決まりのティラミスとコーヒーが終わっても、感動冷めやらず

店を後にしたのは5時間後の11時30分でした。

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