世の「栗好き」の方々すみません。
私、残念ながら栗を美味しいと思ったことが今までなかったんです。
栗ご飯、栗の甘露煮等を友人宅で出されてもいつも困っていました。
きっと、前世で何かの因縁があって、
「お前は食べなくていい」とご先祖様が決めたと思ってたんです。
でも昨年のワイン会で、いつもの「ジャマン」さんに相談したところ、
この「和栗のタルト」を勧められ、皆が帰った後に恐る恐たべたら、
「え~うそー」と言いつつ完食!
今までのは何だったんだ、嘘だったんだ、というくらいの驚きの味。
そしてそれに合わせたのが、
20年前にパリで購入した1943年のアルマニャック(ブランデー)でした。
約70年の熟成から来る味わいに圧倒されながらも、
この「和栗のタルト」の美味しさをぐいぐい引き出して、
舌の上で「美味の展開」をしてくれました。
ちょっと甘くて固い、芋みたいだけど美味しくない「栗」が、
「食後にはこのブランデーと共にぜひ食べたい」に変わって
しまったんです。
でもこれが最後の1本と思っていたのですが、
家のセラーに別のメーカーのブランデーが隠れるように(うそ)、
眠っていました。
信じられないんですが、写真左端の物は1922年製で、
フラッシュを当てているのにあまりの濃さで、中が見えません。
うううう、今年中にもう一度「和栗のタルト」と合わせたい。
参加者を密かに募集している店主でした。(予定は11月下旬か?)
右上(ブログランキング)をポチっと押して頂けると幸せになります。
クリアスペース