マッサンは本場スコットランドと同じ環境を求め余市に蔵を構えました。
しかし、理想を実現することは容易ではなく、
ウィスキーが出来るまでには3年以上の時間がかかり、
日本酒造りと同じように考えていた出資者たちに
理解を求めることは大変なことでした。
本物を求めたマッサンでしたが、ウィスキーの力強い風味に欠かせないはずの
余市の「ピート」は力が弱く、それが逆に日本的な柔らかい香りの
ウィスキー誕生のきっかけになったようです。
繊細な味わいは決して弱さではなく、細密画のように味のニュアンスを
上品に表現してくれます。
写真の花はヘザー(ヒースともいう)で、これが枯れて地中に埋もれ
「ピート」になります。
写真右はこの花のはちみつで、ヘザーハニー。
とても味が濃く、北の大地スコットランドの力強さを感じさせます。
http://www.uogin.com/
もし同じ花が遥か昔から余市に咲いていたなら、今頃日本のウィスキーも
もっと深い香りの物になっていたかもしれませんね。
(詳しくは小林先生からhttp://researchmap.jp/joaek9lt2-7116/?lang=japanese)
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