お休みの日に普段の慌ただしさを忘れ、ゆっくり美味しいワインを飲むのは
とても気持ちの良いものですね。
特にこのような30年以上前の当たり年のワインは
最初の香りをかいだだけで、ぶどう由来の香りはあまり感じられず、
花や果物、さらに土壌や風の香りなど「ぶどう畑」の環境、つまり
ぶどうが育った風景などを感じます。
次に一口味わうと、目を開けたままなのに、現実とは違がった景色が
見えてきて、なぜか思い出の中へ誘ってくれます。
これが古いヴィンテージワインの醍醐味で、時間が造り上げた
「飲む芸術」です。
キャップシールの材質、デザインなど時代を感じます。
色調はオレンジ色が入りますが、現地で30年以上熟成させたものを
空輸したので、通常の船便の物とは圧倒的に鮮度が違い、「美味です」。
今日はもう一本、国産のワインを開けました。
2006年 キザンワイン 甲州
このワインはとても気軽に楽しめて、
12度以上のアルコール分をあまり感じさせません。
今眠りについているのであと5年くらい経つと、もっと美味しくなりそうです。
女将が留守なので、このようなスーパーの惣菜でもうまく合わせてくれます。
同じワインでも、環境の違いなどで表現する味わいが変わるので、
合わせる食べ物を考えれば気軽に楽しめますね。
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