2020年11月20日(金)
バローロ試飲会 その2

先週の試飲会の続きだが、

 

もちろんそのマダムから生まれ年ワインと

 

グラスの注文を頂いたのは言うまでもない。

 

また別の方は

 

このグラスがよほど気に入ったと見えて、

 

満面の笑みで口にグラスを当てながら、

 

「ピタッと吸い付くようだ」と、

 

この方もグラスをお求めになられた。

 

グラスの段階で躓いていると、

 

なかなか本題のバローロに入れない。それは、

 

ワインのレベルが上がると、グラスも適切なものにしないと

 

残念なことになるのを何回も見ているので。

 

IT長者が腰に手を当てて、

 

ロマネコンティをラッパ飲みするのが

 

成功の証と聞いたことがあるが、

 

ラッパ飲み選手権のようなものがあれば、

 

世界一美味しいラッパ飲みになろうが、

 

グラスが無ければ本来の素晴らしさは絶対に...無い!

 

世界一速いウサインボルトにスリッパを履かせて

 

リハーサルなしで走らせるようなものだ。

 

きっと世界一速いスリッパチャンピオンになるだろうが、

 

一同皆「もったいない!」と思うはずだ。

 

やっとバローロに戻るが、

 

このバローロが造られた年を境に世界的な

 

味の産業革命が起きた。

 

そう、完璧にワインの味が変わったのだ。

 

その3へ

 

 

 

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