最近、北米を中心に「天然の本マグロ」の水揚げが盛んです。
家でも今年2度目の250kを超えるものが入荷し、先週土曜日から
大騒ぎしながらの作業が3日間続きました。
このように腹の「大トロ」からさくとりをします。
これは背のトロですが、こんなに脂がのっていても「食べあきません」。
この辺は霜降りの牛肉に見えちゃいますね。
味わいの一番深い場所が赤身で、色も濃く余韻がとても長い。
飲みこんでから4-5分くらい続きます(信じられないでしょうけど)。
魚臭いんではなくて、美味しい香りが続くんです。
やっぱりそんな時はこのワインにおさまりそうです。
1970年シャトーマルゴー www.uogin.com
作家のヘミングウェイが孫娘に「マルゴー」と付けてしまったくらい
お気に入りでした。
この1970年は当たり年で、味のバランスが素晴らしく、
口に含むとあまりの滑らかさに、飲もうとする前に、
あっという間に喉を滑り落ちてしまいます。
そして、ミントのような後味が「すう~っと」体に沁み込んでいきます。
このように体に沁み渡るようなワインは他にあまり見かけません。
聞くところによると、このマルゴーだけが「スティラージュを7回もして
酒質を磨いているから」だと知り納得しました。
くれぐれも最初に「天然本マグロ」を食べてから「マルゴー」を飲むこと。
順番が違うと折角のマリアージュが楽しめなくなってしまうので、
間違えないように。
マルゴーの余韻がずっと本マグロに寄り添ってくれます。
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