2014年10月16日(木)

子供のころはとても近づけないほど怖い存在でしたが、

一緒に働いたこの30年は毎日が戦い(親子喧嘩)で明け暮れていました。

晩年は戦う体力もなくなり「うまくやるしかないよ」と言って終わり。

90近くなっても毎日が初めての一日で「二十歳を4回繰り返しているんじゃないよ」

とも言っていたのが今でも新鮮で、山が動いても動じず、横綱相撲のような接客を

見ていると同じ年だったこのワインを思い出しました。

 

 

もちろん若々しさはありませんが、所謂「古臭い味」ではありません。

きっと長く厳しい年月を経てきたであろうに、そんなことは感じさせず、

驚くほどまろやかで、のどを通るときに遮るものは何もない

柔らかさに包まれた味です。

「こんな味わいには自分はなれないだろうな」と思いました。

右上(ブログランキング)をポチっと押して頂けると幸せになります。

クリアスペース

PAGE TOP