2015年3月5日(木)

 

ワインの当たり年は、あくまでも目安にすぎません。

左から2番目の’74スペインは「大はずれ」という事になっていますが、

甘い香りとまったりした味でとても美味しく飲めました。

それではスペインの当たり年から。

1945、1947、1949、1953,1955,1959、1961.1964,

1966,1969、1970,1975、1982、1985

他の地域では「はずれ」の’67は、コートデュローヌとソーテルヌは

「当たり」です。ちょっと覚えるのが面倒ですね。

 

 

このドイツワインは若ければ、「銀の鈴を鳴らしたような軽やかな酸味」が特徴の

品種リースリングですが、40年以上経つと「酸味」のニュアンスは弱まり、

とても円やかな味わいで飲み疲れしませんでした。

ドイツとイタリアの当たり年。

1945、1949、1953、1955,1959,1961,1964,1971,

1978、1985

 

 

この「澱」が物語るように「はずれ」のはずのイタリア’52年も「当たり」でした。

人と同じでワインも付き合ってみなくては本質はわかりませんから、

ヴィンテージチャートはあくまでも参考にするだけにして、気になるワインを

実際に飲んでみることですね。

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2015年3月3日(火)

 

今日は、美味しいけれども、分かりにくい、ブルゴーニュワインのことです。

「この写真のワインを探せばいいんだね?」と聞かれれば、「そうです」と

答えて、話は終わってしまうのですが、最後まで待てない人は、

ブルゴーニュの当たり年はこれだ!!!

1945、1947、1949、1952,1953,1959,1962,

1964,1966、1969、1971、1976,1978,1983、1985

このヴィンテージ以外に、だれが造ったワインか?というのが大事です。

目利きの番頭がいて、しっかりした造りで、生産量の多いメーカーだと

今も上記のような古い物でも手に入る可能性はあります(安くないけど)。

主な造り手(メーカー)は、ドルーアン(赤白両方)、グロフィエ、

ジャドー(赤白両方)、ブシャール(ポールブシャール、ペールエフィスの両方)、

ルイラトゥール(赤白両方)、他にシャルルヴィエノ(ルロワ、DRCに負けない)、

サヴールクリュブ(どこから買い付けていたか分からず、三ッ星だけに販売)、

一番の目玉は写真右端のジュールベランです(家に結構在庫あります)。

ここは名前を4-5個持っており、コニャックでもよくやる方法ですが、

出荷先に応じて名前を変えています。

参考までに、左から3番目のミュジニーはシャドーヴィンテージの’72ですが、

状態がすこぶる良く「旨い!!!」。今仕入れると¥350000です。

次はドイツ、イタリア、スペイン等。

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2015年3月2日(月)

 

アメリカの点数を付けるので有名な人の言うとおりにワインを買って、

「やはり100点のワインは美味かった」という話をあまり聞きません。

きっと味覚が違うからだと思います。

でも1985年より前の点数は参考になり、なぜかといえば、

他の評論家達からも美味しいと言われていたヴィンテージに

高い点数を付けているからですね。

それでは、ボルドーの当たり年はこれだ!

1945,1947,1949、1953、1955、1959、1961、

1962、1964(右岸)、1966,1969、1970、1971(ソーテルヌ)、

1975(ソーテルヌ)、1978、1982、1983(ソーテルヌ)、1985

(注)私は1985年以前のワイン(消えゆく飲む歴史遺産)を中心に考えているので、

これより後のヴィンテージは書きませんのでご了承ください。

写真のワインは左から (皆飲むべきワインばかりですが)

1987 アンリグトルブ ブリュット (当たり年のシャンパーニュ、今でもまだ若い)

1966 ペトリュス(一生に一度は借金しても飲むこと)

1966 トロタノワ(一生に一度は借金しても飲むこと)

1967 ヴューシャトーセルタン(これは掘り出し物、安く飲めるのは今のうち)

1969 ラフルール(知名度は低いが、これも借金してでも飲むこと)

1971 ヴューシャトーセルタン(これは掘り出し物、安く飲めるのは今のうち)

1971 ドサル(これは掘り出し物、安く飲めるのは今のうち)
明日はブルゴーニュの当たり年です。

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