2015年2月28日(土)

人生の楽しみを感じる時
いつも飲むことばかり書いていますが、時には本を読み友と快談もします。

最近気になる本はやはり食べ物(映画「大統領の料理人」のモデルになったデルプシュ)

そして学生の頃途中で挫折した(日本人の法意識)等。

でもその後の〆はワイン。

気分が良いと、日の高いうちから1杯飲ってしまいます。

いつも不思議に思うのですが、30年以上経ったワインは人生経験豊かな人のように

優しく寄り添ってくれて、付かず離れずの絶妙の呼吸で飲み疲れしません。

出来立てのワインには絶対に感じられない、様々な味わいの表現で盛り上がっても、

決してはしゃぐことなく穏やかな心持にしてくれます。

 

 

このシュヴァリエモンラシェは当たり年1971年のもので、

正に優雅で穏やかな酔い心地が幸せを感じさせてくれます。

白ワインは赤ワインより1.5倍のスピードで年を取るので、還暦が目の前の

自分と同じですが、こちらは世紀の逸品なので「月と鼈」ですね。

味わいはとてもなめらかな桃や杏のようです。シャルドネお決まりの、

レモンやライムから始まり最後は杏や桃の香りで落ち着く。

今その絶頂のワインです。http://www.uogin.com/shop1.php?n=64

 

 

これの兄貴分の1966年。素晴らしいの一言に尽きます。

DRCのモンラッシェも素晴らしいのですが、貴腐ぶどうをあそこまで使わずとも

このような夢心地を魅せてくれるものが今、消えつつあります。

さあ早く飲らないと!
良き友と良き本に恵まれ、そして良きワインがあればこの世は楽し。

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