2015年3月19日(木)

 

30年以上経つとコルクがもろくなり、ちゃんと抜けなくなってしまいます。

でも味には影響がなので心配はいりません。

写真は’83~’59のシャンボルミュジニーとミュジニーの物ですが、

どれも驚くほどの味わいで魅せてくれました。

 

 

このようにコルクが抜けず落ちてしまっても大丈夫。

時々登場する秘密兵器のお蔭でクリアです。

 

 

これは「コルクキャッチャー」という商品で、何度も使えて(¥1500くらい)

便利なので用意しておくと良いでしょう。

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2015年3月18日(水)

 

ワインの一生も人間ととても似ているような気がします。

社会に出て約20年、人生が少し分かってきたころ、不本意ながらも体力の衰えを

認めつつも前に進んでいる姿、これはこのまま写真のワインに当てはまるようです。

出来立てのころ(若いころ)の力強さや青臭さは社会の波にもまれ(熟成で)消え、

その代りにおおらかさと豊かな味わいが出て、あらゆる場面(料理)と素晴らしい

「マリアージュ」を見せてくれます。

まるで一流の営業マンが手際よく仕事をこなすように。

「40代、まだまだこれからですよ!」。

特にこのくらいのワインは、前日抜栓、室温20℃以上キープし、

大ぶりのグラスに1割くらい注ぎゆっくり楽しむこと。王様のように。

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2015年3月16日(月)

 

写真右端のシャンパーニュ(アンリグトルブ)を訪れた20年前、すべてのサイズと

種類(ハーフから6Lまで)を仕入れ、少しずつ飲み比べてきた結果分かったことですが、

2本分のマグナムサイズ以上は手詰めで、機械でワインを瓶詰(早く瓶詰)すると、

ワインにストレスがかかり、後々味に影響が出てきます。

大きいボトルは蔵の看板なので、瓶詰もゆっくりと慎重に味に影響が出ないようにし、

もちろん美味しい原酒の割合が増え、熟成も穏やかにゆっくり進みます。

極端に言えば、ラベルは同じでも大きいボトルのワインは「別物」です。
左端の’87はハーフボトルなので今がピーク、でもこの外れ年のクリュブルジョワでも

しっかりした造りで、コルクの頼りなさは気になりますが、このクラスとしては90点。

次の’66オーブリオンは昨年開けましたが、ピークまであと10年はかかりそう。

’49パルメは今から10年以上楽しめ、最後の6L シャンパーニュはこれから30年以上

幸せを分かちあえそうです。

ハーフボトルは家庭の一人用のお風呂、6Lボトルは100人用の温泉にひとりで浸かって

いる感じで、ゆったりした、ゆとり感が違います。いつも言っていますが、飲み過ぎて

ろれつが回らなくなっても飲み続けたい1本です。

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