2014年8月30日(土)

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今日も勝手にマリアージュ(コンサル)を考えてみます。

ヨーロッパの内陸地方でも「鯉」はよく食べられていて、

合わせるワインはソムリエ試験にも出た

「シノン」というカべルネフランを使ったロワール地方のワインが有名です。

でも米沢のこの料理に合わせるのはちょっと違います。

隠し味に使う調味料と一緒に紹介します。

このワイン(写真右)はフランスボルドーのモンターニュサンテミリオン

という地区の赤ワインで、1996年産のシャトー レ ムニエール です。

左はおしゃれなボトルですが、ワインではなく「アチェートバルサミコ」

という貴族だけが使っていた ぶどうから作られた「お酢」の12年物です。

 

 

このワインにも「カべルネフラン」というぶどうが30%くらい使われています。

ただ1996年は良い年だけど「酸味が強く飲み頃まで20年以上」

と言われていますが早熟のメルローというぶどうが60%も入っているので、

実はもう飲み頃を迎えています。

味わいはとてもまろやかで、甘酸っぱい「さくらんぼ」の香りに優しく包まれます。

このワインをさらに美味しくするため、ほんの一滴だけ「鯉の甘煮(うまに)」の中に

バルサミコを入れると、和食にもかかわらず突然ワインとお友達になってしまいます。

同じぶどうから作られたこの「お酢」は、

鯉の臭みをほぼ消すだけでなく、コクと旨みの余韻をもたらします。

この「お酢」の凄いところは、

この後に食べたい「米沢牛」をより美味しく感じるように

舌がセットされてしまうんです。(あ~ら不思議)

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