2014年10月16日(木)

子供のころはとても近づけないほど怖い存在でしたが、

一緒に働いたこの30年は毎日が戦い(親子喧嘩)で明け暮れていました。

晩年は戦う体力もなくなり「うまくやるしかないよ」と言って終わり。

90近くなっても毎日が初めての一日で「二十歳を4回繰り返しているんじゃないよ」

とも言っていたのが今でも新鮮で、山が動いても動じず、横綱相撲のような接客を

見ていると同じ年だったこのワインを思い出しました。

 

 

もちろん若々しさはありませんが、所謂「古臭い味」ではありません。

きっと長く厳しい年月を経てきたであろうに、そんなことは感じさせず、

驚くほどまろやかで、のどを通るときに遮るものは何もない

柔らかさに包まれた味です。

「こんな味わいには自分はなれないだろうな」と思いました。

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2014年10月15日(水)

秋の味覚を楽しむには? これも必要ですね!
秋の味覚と言えば、さんま、栗、松茸、等、色の暗い物が多いですが、

ウキウキさせてくれる美味しさで気分は逆に明るくなりますね。

欲張りな私は、これらを全部入れた鍋を「秋鍋」と勝手に名づけて楽しんでいます。

(さんまは皮、骨など取り、黒七味と茹でた栗入りのつみれにした)

これを楽しむのに、欲を言えばこのような友達を呼びたいと思います。

 

 

左から

1982年 パヴィヨンルージュドュシャトーマルゴー

有名な女優さんお気に入りワインのセカンド。

身体に染み込むような味わい「私の血液はワインでできているの」

を今なら半額で体験できる!?

1990年 コルトンシャルルマーニュ

白ワインですが、隣の赤ワインよりもアルコール度数が高く力強い味。

赤より白で通して料理を味わいたい方へお勧め。

目を閉じて飲んだら、間違いなくこう言うでしょう「これ、赤ワインだよね?」

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2014年10月13日(月)

お休みの日に普段の慌ただしさを忘れ、ゆっくり美味しいワインを飲むのは

とても気持ちの良いものですね。

 

 

特にこのような30年以上前の当たり年のワインは

最初の香りをかいだだけで、ぶどう由来の香りはあまり感じられず、

花や果物、さらに土壌や風の香りなど「ぶどう畑」の環境、つまり

ぶどうが育った風景などを感じます。

次に一口味わうと、目を開けたままなのに、現実とは違がった景色が

見えてきて、なぜか思い出の中へ誘ってくれます。

これが古いヴィンテージワインの醍醐味で、時間が造り上げた

「飲む芸術」です。

 

 

キャップシールの材質、デザインなど時代を感じます。

 

 

色調はオレンジ色が入りますが、現地で30年以上熟成させたものを

空輸したので、通常の船便の物とは圧倒的に鮮度が違い、「美味です」。
今日はもう一本、国産のワインを開けました。

 

 

2006年 キザンワイン 甲州

このワインはとても気軽に楽しめて、

12度以上のアルコール分をあまり感じさせません。

今眠りについているのであと5年くらい経つと、もっと美味しくなりそうです。

 

 

女将が留守なので、このようなスーパーの惣菜でもうまく合わせてくれます。

同じワインでも、環境の違いなどで表現する味わいが変わるので、

合わせる食べ物を考えれば気軽に楽しめますね。

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