我が家のワイン会を一言でいえば、
❛ワイン難民救済会❜。
今まで参加された方々が口にするのは、
「今までこんな美味しいワインに合ったことがない」と。
何故そうなるか理由を挙げてみると
1)ワインはすべて空輸物(鮮度が違う)
2)1980年代以前のワイン(伸びしろのあるワイン)
3)グラスをワインに合わせて選ぶ(ロブマイヤー)
4)前日抜栓する(ゆっくり酸化させる)
5)6時間前にデカンタージュし試飲する(味の開きを確認)
先日ワインスクールに通って十分勉強したという
マダムがいらした。
曰く「勉強したのにどのワインが美味しいかわからない」。
また別のマダムは
「当たり年のワインを買うんですよ!」と
酒屋さん主催のワインスクールで教わったが、
結果は美味しいワインに合えずに
何年も過ぎてしまい、飲める量も減り寂しいと。
見合いの釣書のように、
ワインの経歴を覚えても美味しいものに
出会えるとは限らない。
ワインが作られた経緯を知っていれば
少しは気分的に上がるが、
40年以上前のワインは上記の5項目を
満たさないと美味しく花開いてくれない。
それともう一つ、
農薬や今使われている添加物、フィルター等がなく、
1980年代以前はすべて自然派ワインだという事実。
これは誰も言わない大人の事情。
それは「酔い心地が良く悪酔いしない」
ということでもある。
あるマダムが初めて参加した時、
「レストランでワインを飲むと次の日頭痛くて大変」。
だから、
「そうならないとあなたが行ったから参加したのよ!」。
結果は大満足で
「頭痛くならなくて目覚め爽やかで、昨日の余韻がお昼まで続いた」。
もちろんレギュラーメンバーになられました。
40代男性は、
「ワインを飲むと必ず吐くんですよ」。
トイレの場所も教えて、
どうなるか恐る恐る注いでみると、
「うめえー」を連発し何度もお変わりして、
その後3回以上参加されました。
調理する時に適切な材料を選び、
下処理等準備を十分にしてから調理し、
必ず味見をするのが常識だが、
ワインに関しては味見もしないのが普通らしい。
それから言えば我が家は「変態」かもしれないが、
難民の方達を必ず助け出し、
天国の扉の近くに(大げさ( ´艸`)
お連れできると信じている。
この天国の扉の鍵を持つペテロのように。
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