2015年10月21日(水)

ワインの味は生鮮ものと同じで、鮮度で決まりまる。

 

つまり、生産者から出来るだけ早く温度変化や

 

振動によるストレスを与えずに輸入することにかかっている。

 

その為には生産地の気候が涼しく(20度以下)

 

輸送の連絡がスムーズに行くようにし、

 

空輸するに限る。冷蔵コンテナで運ぶのをうたい文句にしても、

 

そのコンテナに入れる前後はどうなのか、

 

また毎日船で揺られることがワインにメリットがあるのか?

 

と考えると

 

答えは明白。

 

 

これらのワインは、生産者から直接またはボルドー物は

 

ネゴシアンから直接買い付け

 

空輸されてきた逸品だ。

 

30年以上経っても色あせることなく、

 

「まだ楽しみはこれからだよ」と教えてくれる。

 


製造から5年、長くて10年以内に飲んで楽しめる物も

 

世の中には多いが30年以上熟成し、

 

ぶどう以外の生育環境由来の味わいが出てきた状態、

 

このワインが造られたころの表現で言えば

 

「中年の魅力」というものを感じられ、

 

今から絶頂期を迎えるワインが楽しめる。

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2015年9月20日(日)

この写真のワインは両方ともはずれ年で「ダメ」と言われている。

 

その為通常より安く買えるが、生産量が少なく

 

、見つけるのが大変だ。

 

でも、とっても旨い。なぜかと言えば、

 

この蔵は良いワインを造る為

 

(味のレヴェルを維持する為)、

 

天気の悪い、はずれ年は特にぶどうの収穫量を減らす。

 

普通の蔵ではできないことを平気でやっていた。

 

それができた時代の遺産がこれらのワインだ。

 

右の方は特に珍しく有名な酒店「ニコラ」用で、

 

心が震える出来栄え。

 

もちろん4歳年上の1963年も

 

心地よい夢の世界へ連れて行ってくれた。

 

優れたワインは酔い心地も素晴らしく、

 

目をしっかり開けて飲んでいるのに、

 

別の世界を見せて(魅せて)くれる。

 

3本で¥1000のワインを250回飲んでも、

 

この味に敵わない。

 

こういう出来の良いワインは少ないので見つけたら

 

すぐ買うことだ。

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2015年9月8日(火)

せっかく生まれ年のワインを開けたのに、

 

「へんな臭いがして美味しくない」。

 

こんな時ワインが悪くなっていると思ったことはありませんか?

 

この写真のように30年以上前の物はコルクを抜いても

 

すぐには美味しくなりません!

 

だってワインがまだ眠っていて味も香りも

 

お休みの状態なんですから。

 

だから、何かで起してあげなくては美味しく飲めませんね。

 

 

本当は飲む前の日にコルクを抜いて、

 

ゆっくり目覚めさせるのが良いのですが、

 

時間のない人は、1杯分づつ真空袋に入れて、

 

写真右の超音波メガネ洗浄機で

 

5分刺激をすると早く飲めるようになります。

 

飲み残したときは必ず、写真左の

 

窒素ガススプレーで瓶の中の空気を追い出すと、

 

2-3日楽しめます。

 

両方とも¥2000位で、何度も使えるので準備しておくといいでしょう。

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