1)コルク抜き
右のようなソムリエナイフでなくとも、100円ショップで売っている物でOK!。
とにかくコルクを抜かないことには飲めないので、全力で開けましょう。
古いワインのコルクは、ほとんどきれいに抜けません。
コルクが抜けなければ、落として「ラムネのビー玉」みたいにしても
味には影響ありません(見た目が悪く、雰囲気がちょっとですが)。
2)代え栓 これも100円ショップで売っているもので構いません。
古いワインは飲む1日~2日前にコルクを抜いておくと美味しくなるので、
この代え栓は必ず用意し、コルクを抜いたら1分以内に栓をすること。
コルクを抜きっぱなしで時間が経つと、折角の味と香りが消えて行きます。
コルクを抜いたときに入る、僅かな酸素が長い眠りからゆっくりとワインを
目覚めさせ、美味しくなります。
3)ワイングラス 予算があればリーデルかロブマイヤーが良いのですが、
この写真のようなものが2種類あれば何でも楽しめると思います。
そしてこのグラスに注ぐ量は、指2本分くらいまでにしてください。
なんとなく、半分以上注いで飲む方が多いのですが(お店で注ぐのも多い)
余白が8割くらいないと、香りが経ちません。
更に赤ワインは冷やさないこと。これが一番大事なポイントかもしれません。
上のように前日にコルクを抜き、代え栓をし、グラスも揃え「さあ飲むぞ」
と言うときに赤ワインがキンキンに冷えていては、味も香りも何も感じられず、
酸っぱく渋い、香りのない白けた飲み物がグラスの中で期待外れの
存在感を見せ、そのグラスの外側に冷たい水滴を付ける事でしょう。チャンチャン。
これでは洒落にならないので、赤ワインは、今の時期は暖かい部屋で暖め、
ボトルに触ると温いくらいにしておけば、甘くうっとりする味と香りに包まれ、
幸せな時を過ごせるでしょう。めでたし、目出度し。