今回やっと開催にこぎつけたワイン会は
いつもより少ない人数なので心行くまで飲めそうです。
初めはフェブレイのACブルゴーニュから。
ただのACブルゴーニュと思っていると美味しくて
驚きます。そこが狙いでしたが...
これを晩酌用に欲しい!という人続出の名酒。
次の2本は同じ作り手のヴィンテージ違い。
普段は中々出来ないのでとても興味深かった、
若々しい当たり年の’83、
そして悪くない年の’76.
いずれも力強さがあり年齢を感じさせない。
世間の評価は何を元にしているのか知らないが、
こと’76に関しては低いので助かっている。
評価が低いと在庫がまだ割とあり、
価格もリーズナブルだ。
個人的には’76の方が良いが、’83の方が
皆さんは楽しめたようだ。
次のシャルトンの’76は突然20歳位
年を取ってしまったような熟成感があり別世界。
時々こうゆうことが起きる。
保存状態が余り良くない時に起きるが、
これはいい方に熟成を促進させたようで、
家の女将が気に入ったようだ。
とりの’74シャンベルタンは別格で、
味わいが濃厚で力強く美味しい。
’74はあまりいい年ではない!と
いう人が必ずいて、
そう言う人に飲ませて感想を聞きたいものだ、
これが一同の感想。
これを最初に飲んでしまっていたら、
他の若いワイン達が霞んで可哀そうなことに
なっていただろう。
何れもシャンベルタンらしさ、
所謂力強さというよりはしなやかなピノノワールで
ブライドで飲んだら産地を当てられない、
と皆口にするほどだった。
ブルゴーニュの法則で前に何か付いて長い名前より、
モンラシェ、ミュジニーのように短い名前が
格上で濃厚で美味しいことになっている。
これを再確認した夜だった。