2020年7月20日(月)

今回で5回目のRドリューセック。

 

このソーテルヌのセカンド(辛口)は

 

とても素晴らしい出来で、

 

いろんな料理によく合い、そして

 

(これが素晴らしいところだが)

 

‛じゃましない’。

 

次に開けたサヴニエールは

 

味は素晴らしいのだが、

 

香の華やかさで一歩下がる。

 

ただ、エビと水菜の煮びたしや

 

平目のヴァンブランソースが出てくると

 

突然化ける。

 

 

写真のように垢抜けしないおじさんが

 

(このワインを造った人)

 

差し出してくれた一杯が

 

山の清水のように心を潤す。

 

最後のシャトーヌフデュパプは、

 

個人的にはお気に入りだが

 

飲み手に色々と考えさせてしまうところがあり、

 

あまり経験のない方(特に女性には)

 

人気がなかったが、おばかなおつまみの

 

’バンザイ山椒’やチーズ、もちろん

 

平目のヴァンブランソースにも

 

よく合ったのだが

 

前の2本が出来過ぎで霞んでしまった。

 

このワインはカレーライスにも良く合うので、

 

次回は試してみようと心に誓ってしまった、

 

そんな素敵な勉強会だった。

 

つまみの写真は全て撮り忘れ,

 

寂しく一人で反省会2時間。

 

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2020年6月25日(木)

今宵は我が家のハウスシャンパーニュ、

 

アンリグトルブで開始。

 

はちみつの甘さと酸味のバランスが

 

その辺では飲めないレベル。

 

もちろん

 

蔵出し空輸だけでなく、

 

ヨーロッパ仕様の味だから

 

皆が知らなくても当然だ。

 

EU域内に出す時と

 

アジアやアメリカに出す時では

 

出荷先の好みに合わせて味を調整する。

 

もちろん‛ガス圧’も。

 

だから無理に造られた味ではないので

 

驚きが大きい。

 

 

何度か開けているサンヴィヴァンだが、

 

他のグランヴァンにない雰囲気。それは、

 

50年を過ぎてもスキップする少女ような軽やかさ、

 

味と香りが同時に跳ねる余韻。

 

決して重くならず、

 

モーツアルトを聴いている心地よさ。

 

「飲み物、それもワインごときでそんなものあるはずない」と、

 

これを信じない人は、一生‛口福’にあずかれないだろう。

 

今宵の口開けは悩んだ末に1ERボーモンから。

 

これが前座だと言ったら叱られてしまうが、

 

トリがDRCで露払いがノエラとくれば

 

役不足ではないはずで、

 

立派に前座をこなし、

 

次のドルーアンへ。

 

実はこのワインは2本目で、

 

最初のはワインの神様に捧げてしまった。

 

(そう、割ってしまった)

 

急遽開けたのでまだ本領発揮できず、

 

酸素吸入の助けが要った、が

 

終盤は両巨頭に負けない迫力を魅せ、

 

名門の底力ここにありと言ったところ。

 

で、次のレオンヴィオランは知名度低いネゴシアン。

 

でも日本だけの話で、

 

トリを飲まないで、

 

これだけで朝まで飲みたいと、

 

思わせる70年代の至宝といっても

 

大袈裟ではないと思う。

つまみはサラダにマイクロトマト、

 

このトマトがピノノワールと同じで

 

小さいけど表現力がある。つまり

 

大きいトマトを丸かじりしても

 

この小さいトマトの方が味が強い。

 

右隣はいちご牛たん、手前左はツブポン酢

 

アニヨーフユメ、カリフラワーバジルソース。

グランクリュの時は必ず出る、

 

カナールロテイフランボワーズソース

 

ポテトピュレ。

これもいつも出る、天然本マグロヅケ、

 

平目昆布締め、イサキ(もちろん天然)。

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2020年6月13日(土)

マグロとワインの共通点の結論は

 

⒈ ワインと食べ物の相性を決める一番の要素は‛色’。

 

だから赤いワインと赤いマグロはとても良く合う。

 

でも白ワインにマグロを合わせる時は?

 

この答えは有料のプロ用セミナーになってしまうが、

 

表面を加熱することによって(タタキにしたり)

 

つまりマグロを白くすればいい。

 

⒉ 生産情報が分かりやすくなる=調べ方が情報で分かり、探しやすくなる

 

⒊ 味が素直になる=いくらでも食べられる美味しさになる

 

⒋ 後味(酔い心地)が良い=もたれない、悪酔いしない、

 

 

2)以下を詳しく説明すると

 

2)良いものになるほど生産情報が集約され、

 

誰がどこでどのようにして造ったか(獲ったか)

 

明確になる。

 

マグロでいえばどの海域で(これが分かれば漁法が分かり)

 

獲った後の処理(電気ショック、血抜きなど)、

 

そして市場までの流通まで。

 

ワインだとラベル情報が多くなり、

 

採れたぶどう畑の名前が書かれるようになり、

 

(この道のプロは知っているが)

 

原料のぶどうからどのくらいワインが造られたか、

 

そしてこの製造方法はどのようなものか、

 

ぶどうをプレスする機械は?

 

それを発酵、熟成させるタンクの材質は?

 

樽かステンレスかあるいはホーローか等、

 

調べれば色々分かってきて、

 

良いもの上等なものは細部にも

 

気を抜いていないことが分かり、

 

只のブドウの酒と考えていたが

 

この価格でもとてもお買い得だと言うことが

 

分かるようになる。

 

3)肝心の味は双方ともレベルが上がるほど素直になり、

 

毎日でも食べ飽きない(飲み飽きない)。

 

これは考えただけで身震いしてしまう。

 

4)後味が良い。酔い心地が良く悪酔いしない。

 

普通はとてもありえない特別な世界で、

 

美味しい余韻が続くので

 

ぜひこれを読まれたらお試しください。

 

人は付き合ってみて、食べ物は食べてみて、

 

その本質が分かるものだから。

 

 

 

 

 

 

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