2015年3月2日(月)

 

アメリカの点数を付けるので有名な人の言うとおりにワインを買って、

「やはり100点のワインは美味かった」という話をあまり聞きません。

きっと味覚が違うからだと思います。

でも1985年より前の点数は参考になり、なぜかといえば、

他の評論家達からも美味しいと言われていたヴィンテージに

高い点数を付けているからですね。

それでは、ボルドーの当たり年はこれだ!

1945,1947,1949、1953、1955、1959、1961、

1962、1964(右岸)、1966,1969、1970、1971(ソーテルヌ)、

1975(ソーテルヌ)、1978、1982、1983(ソーテルヌ)、1985

(注)私は1985年以前のワイン(消えゆく飲む歴史遺産)を中心に考えているので、

これより後のヴィンテージは書きませんのでご了承ください。

写真のワインは左から (皆飲むべきワインばかりですが)

1987 アンリグトルブ ブリュット (当たり年のシャンパーニュ、今でもまだ若い)

1966 ペトリュス(一生に一度は借金しても飲むこと)

1966 トロタノワ(一生に一度は借金しても飲むこと)

1967 ヴューシャトーセルタン(これは掘り出し物、安く飲めるのは今のうち)

1969 ラフルール(知名度は低いが、これも借金してでも飲むこと)

1971 ヴューシャトーセルタン(これは掘り出し物、安く飲めるのは今のうち)

1971 ドサル(これは掘り出し物、安く飲めるのは今のうち)
明日はブルゴーニュの当たり年です。

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2015年3月1日(日)

 

最近ワインを飲むようになった方には、分からないかもしれませんが、

美味しいワインは、この写真のワイン(のヴィンテージ)を目標に探すといいでしょう。

ヴィンテージ、作り手、運送手段、これらが理想的だと、もう楽しみはすぐそこです。

どの作り手(メーカー)のものが良かったか、そして肝心の鮮度保持の為

どのようにして日本まで運んだか?船便か航空便か?を調べる事。

左から素晴らしい年の代表、ボルドー1982年、ブルゴーニュ1978年

1971年、1964年、1969年、そしてボルドー1953年。

これらの年のワインは今でも若々しくとても美味しく飲めます。

1982年シャトームーランデカリュアド
(あのシャトーラフィットのセカンドワインで、あと20年以上楽しめる)

1978年ヴォーヌロマネ レシャンペルドリ クレールダユ
(手に入りやすい中では一番の年、この作り手の物があれば迷わずすぐ買う事)

1971年シュヴァリエモンラシェ ジャンシャルトロン
(白ワイン好きにはたまらない逸品、DRCよりも貴重です)

1964年モルゴン クリュボジョレ
(皆さん信じてくれませんが、和食に合う最高の赤ワインはこれ、ボジョレです)

1969年リシュブール ジャングロ
(ロマネコンティに勝るとも劣らない、この作り手のリシュブール)

1953年シャトーヴューシャトーセルタン
(死ぬまでに飲みたい1本の一つ、赦しのワイン)

いずれのワインも、実際に飲んでみた私の感想です。

明日は各地区の当たり年を書いてみます。

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2015年2月28日(土)

人生の楽しみを感じる時
いつも飲むことばかり書いていますが、時には本を読み友と快談もします。

最近気になる本はやはり食べ物(映画「大統領の料理人」のモデルになったデルプシュ)

そして学生の頃途中で挫折した(日本人の法意識)等。

でもその後の〆はワイン。

気分が良いと、日の高いうちから1杯飲ってしまいます。

いつも不思議に思うのですが、30年以上経ったワインは人生経験豊かな人のように

優しく寄り添ってくれて、付かず離れずの絶妙の呼吸で飲み疲れしません。

出来立てのワインには絶対に感じられない、様々な味わいの表現で盛り上がっても、

決してはしゃぐことなく穏やかな心持にしてくれます。

 

 

このシュヴァリエモンラシェは当たり年1971年のもので、

正に優雅で穏やかな酔い心地が幸せを感じさせてくれます。

白ワインは赤ワインより1.5倍のスピードで年を取るので、還暦が目の前の

自分と同じですが、こちらは世紀の逸品なので「月と鼈」ですね。

味わいはとてもなめらかな桃や杏のようです。シャルドネお決まりの、

レモンやライムから始まり最後は杏や桃の香りで落ち着く。

今その絶頂のワインです。http://www.uogin.com/shop1.php?n=64

 

 

これの兄貴分の1966年。素晴らしいの一言に尽きます。

DRCのモンラッシェも素晴らしいのですが、貴腐ぶどうをあそこまで使わずとも

このような夢心地を魅せてくれるものが今、消えつつあります。

さあ早く飲らないと!
良き友と良き本に恵まれ、そして良きワインがあればこの世は楽し。

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