2015年11月30日(月)

のんびりしているのに気が短いので、

 

今の内から(鬼に笑われながら)

 

来年のワインを準備中。80年代のシャンパーニュ(3L)

 

隣の70年代クリュグが

 

ハーフに見えます。

 

このころは今よりも30%以上収量が少なかったので、

 

一言で言って「旨い」。

 

更に大きい3Lは手詰め。

 

ゆっくり手作業で詰めるのでワインにかかるストレスが少ない。

 

それだけでなく、蔵の看板なので、販売先を控えるだけでなく、

 

上級の原酒(リザーブワイン)を入れる。

 

これを知らないと、

 

お金の問題でなく一生損をする。

 

これから20年以上待つより、

 

今消えつつある宝物を味わったほうが良いと思う。

 

若々しくガツンと来る泡、

 

喉がピリッとして背筋が伸びるような酸味。

 

これも魅力の内かもしれないが、

 

還暦が近くなるとワインに求めるものが変わった気がする。

 

セ〇ス始め有名な秀才達が出現してきても、時間は戻せない。

 

時間の中には天候も含まれ、

 

彼らにいくら力があっても雨雲をよけたり、

 

午後の西日を柔らかくそして3倍長くできない。

 

これらが自然にできた時代、

 

大袈裟に言えば天に恵まれた気候が作り上げた物が

 

ボトルに凝縮されている。

 

それが「酔い心地」となって現れる。

 

殴られた様な力強さに負けない体力のあったころは

 

考えてもみなかったことだが、

 

やさしさ、しなやかさ、絹のようなのど越し、

 

「え、なに言ってんの、女々しい」と思っていたのだが、

 

今は違う。「甘えてんのか」と

 

突っ込みを入れないでほしい。

 

この世に平和をもたらすものは万民を幸せにする鍵なのだから。

 

(今夜は飲み過ぎました)

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