日本は不思議な国で、円熟味を増して飲み頃になったワインを楽しむのではなく、
若く、まだ飲み頃でない、幼稚園児のようなワインを好む傾向があります。
出来立て、フレッシュな新酒、世界で一番新酒が早く飲める国、など
これらの言葉が独り歩きして、イメージだけで良いと思われるからでしょうね。
今日は天気に恵まれずぶどうの生育が悪かった「はずれ年ワイン」のお話です。
はずれ年だから不味いのではなく、生産量が少なかったために評価されないだけです。
写真のワイナリーは、はずれ年でも熱心にワインを造り、逆に言うと、
はずれ年を狙った方が安くて美味しいワインに巡り合えるかもしれません。
1960年代ワインのはずれ年は1960、1963、1965、1967、1968。
現在と違って、化学肥料を使わず、収量制限も厳しく、結論として
今よりも十分に美味しいワインがゴロゴロあります。
保管料が1年で1本¥500として、約50年で¥25000、これを上乗せしても
十分に余りある「感動の味わい」です。
皆さん血眼になって探されていますが、なかなか見つからないようです。
普通の酒屋さんでも、はずれ年となれば積極的に売りたくないですよね。
でも金のわらじを履いて探せば簡単に見つけられて、はずれと思われていた
1967年のソーテルヌとローヌは実は当たり年だったりして、割安で味わえます。
ちなみに、当たり年の写真左端は¥500000、3番目は¥250000くらい。
金のわらじを履いて探すのはこのサイトからどうぞ。http://www.uogin.com