2015年3月28日(土)

 

ノーベル賞のパーティーでは、300本のシャンパーニュが1100人のゲストに

出されます。今までどんな銘柄の物が出されたのかとても興味が湧きますね。

熟成が進み今が飲み頃で、でも消えつつある1985年以前の掘り出し物があれば

すぐにでも手に入れたくなります。

この本は10年前に書かれたものですが、ノーベル賞初年度1901年~2003年までの

銘柄が網羅され、著者がどうしてシャンパーニュに魅せられたのか、

また主なメーカーの種類別評価など、マニアでなくとも知りたい事が書かれています。

今まで一番出された回数の多いのは、モエエシャンドン15回、次にポメリー14回そして

皆の記憶から消えてた(かもしれない?)シャルルエイドシックなどページをめくるたびに

宝箱を覗き込むような興奮に包まれます。

もちろんこの中に来月のワイン会で飲まれる物は全て乗っており、今からとても楽しみで、

合わせる料理の打合せをしながらワクワクしています。
明日は日曜日、シャンパーニュブレクファーストでも決め込んで朝から飲もうかな。

クリアスペース
2015年3月23日(月)

 

ワインのクレームで一番多いのは「ラベルの汚損」です。

肝心の中身を飲む前に、文句をつけているわけです。

このシャンパーニュのように、ラベルが破損していると、中身がいくら大丈夫でも

処分品扱い(もちろん日本国内だけ)です。40年間、それも無傷でいることなど

人間でも難しいでしょう。誤って手が滑ったり、指先で引っ掻いたり、隣のワイン

に剥がれたラベルがくっついてはがれたり、色々なことが長いワインの人生でも起ります。

現在よりも生産基準が厳しい(生産量が少ない)環境で造られた優れ物の実力を

感じさせるワインです。

クリアスペース
2015年3月22日(日)

 

このシャンパーニュが飲みやすいのは、原料が一級と特級の一番搾りだけで

造られているからです。原料のぶどうのランクが上がれば上がるほど

泡の粒立はきめ細かくなって、舌の上に乗った泡の大きさが目に見えるようで

初めての人でも違いが分かります。

更にこれはEU向けで、必要以上にガス圧を上げていないし、30年熟成の

お蔭もあり味わいがなめらかになっています。

来月のワイン会はこのシャルドネ100%の控えめで柔らかい味わいでスタートです。

1522年創業の老舗で、1987年からBCCというコングロマリットに入りました

(ボワゼル、ドヴノージュ、ブルーノパイヤール等全6社)。

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