人生の楽しみを感じる時
いつも飲むことばかり書いていますが、時には本を読み友と快談もします。
最近気になる本はやはり食べ物(映画「大統領の料理人」のモデルになったデルプシュ)
そして学生の頃途中で挫折した(日本人の法意識)等。
でもその後の〆はワイン。
気分が良いと、日の高いうちから1杯飲ってしまいます。
いつも不思議に思うのですが、30年以上経ったワインは人生経験豊かな人のように
優しく寄り添ってくれて、付かず離れずの絶妙の呼吸で飲み疲れしません。
出来立てのワインには絶対に感じられない、様々な味わいの表現で盛り上がっても、
決してはしゃぐことなく穏やかな心持にしてくれます。
このシュヴァリエモンラシェは当たり年1971年のもので、
正に優雅で穏やかな酔い心地が幸せを感じさせてくれます。
白ワインは赤ワインより1.5倍のスピードで年を取るので、還暦が目の前の
自分と同じですが、こちらは世紀の逸品なので「月と鼈」ですね。
味わいはとてもなめらかな桃や杏のようです。シャルドネお決まりの、
レモンやライムから始まり最後は杏や桃の香りで落ち着く。
今その絶頂のワインです。http://www.uogin.com/shop1.php?n=64
これの兄貴分の1966年。素晴らしいの一言に尽きます。
DRCのモンラッシェも素晴らしいのですが、貴腐ぶどうをあそこまで使わずとも
このような夢心地を魅せてくれるものが今、消えつつあります。
さあ早く飲らないと!
良き友と良き本に恵まれ、そして良きワインがあればこの世は楽し。