2015年1月26日(月)

 

高度成長真っ只中の1966年は、ワクワクすることが沢山ありました。

あの「ビートルズ」の来日講演、ミニスカート、国民的な自動車「サニー」、

「カローラ」の発売など、今までになかったものが誕生しました。

一方であの偉大な「ウォルトディズニー」が亡くなった年でもあります。

今でも皆を楽しませてくれる素敵な場所「ディズニーランド」。

創業者の手を離れても輝き続けていますね。

写真のワインも、生産から3年目には親元(ワイナリー)を離れ遠くへ旅立ちました。

この年1966年は1961年と同じように天気に恵まれ、ぶどうの生育が良く、

美味しいワインは今までよりもっと美味しく仕上がりました。

ワインの寿命が20-30年だと思っている方達には不思議に感じるかもしれませんが、

地道なぶどう栽培の日々の答えが、50年経っても素晴らしい魅力を発揮し続ける

このワインに現れています。

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2015年1月17日(土)

 

このワインを飲んだ瞬間に心がとても穏やかになり、

特別な宗教観を持っていないのにも拘わらず「赦し」のワインだと感じました。

同じ感覚になったのは、1980年ごろパリで学生だった頃、友人に誘われて行った

このコンサートでした。

 

 

超有名なピアニストで当時86歳のヴィルヘルムケンプ。

 

 

多分聴けるのがこれで最後だろうと言われていたので、とても緊張して

この会場、サルプレイエルに行ったのを昨日のことのように覚えています。

ベートーベンのソナタ18番、シューベルト16番、そしてシューマン12の幻想小曲集。

ピアノを弾かない私でも分かるくらいに、ミスタッチが多かったのですが、

そんな事を気にさせないほど、穏やかに聴衆を皆連れて、

天国への階段を上っていくような演奏は正に「赦し」を感じました。

ワインも音楽もある一定のレヴェルを超えてしまうと、言葉では言い表せない次元の

「心満たされる」物を感じてしまうのかもしれません。

ヴィンテージは違いますが、このワインの1971年を来月のワイン会で開けます。

楽しみです。

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2015年1月13日(火)

以前私よりワインに詳しい友人(酒屋さんではない)を連れて試飲会に行ったところ、

事前に「飲みこまないで」と伝えていたのですが、5件目あたりから、

声が聞こえなくなってしまいました。振り返ると真っ赤な顔で立っていました。

「あれ、今までの全部飲んだの?」 真面目な彼は、

「だってもったいなくて吐き出せなかったんだ」… 撃沈。

このようにならないためにも、以下の事を参考にしてくださいね。

試飲会で、1度に100種類以上のワインの中から好みの物を見つけるのは至難の業。

でもこれさえ知っていれば、比較的簡単に好みのワインが見つかります。

1)香りだけを探す。

特に弱い人にお勧めの方法です。

最初は自分の気に入った香りだけを探し、この時は飲まない。

2)試飲は飲むのではなく、吐き出すもの。

真面目に全部飲んだら、帰れなくなってしまいます。

90%以上吐き出してください。

3)グラスに注ぐ量のベストは、指1本分。

香りの立ち方を見るのに、半分以上注いでしまったらダメです。

グラスの下の方から見て、多くても指2本以内。

4)白ワインから初めて、赤のフルボディで終える。

重い赤ワインを飲んで渋くなった舌のままで冷えた白ワインに移ると

味の違いがとても分かりにくくなってしまいます。

軽い白ワインから試していくと、分かりやすく疲れません。

5)自分の探している物かどうか、〇か☓で決める。

迷っていると違いが分からなくなるので、香りを嗅いで口に入れた瞬間に

「決定」、このくらいのスピードで判断していくと分かってきます。
では「成功を祈る」。

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