今回は勉強会で、会費は通常のワイン会の半分、そして
おつまみも軽めにするので開始時間も早めの16時から。
ワイン会に参加する前にお試しでという方もいらして、
ヴィンテージ赤ワインが初めての方もいらっしゃいました。
今回のワインはレギュラーメンバー達も飲んだことのない
レア物ばかり。というのはお題のカーミットリンチが、
30年以上前に書いた本の影響力でワインが品薄のため。
それでもやっと揃ったワイン達は、
アルコール度数表示はないが、どれも滓が多く、
香りも甘みも渋みもたっぷりで14度はありそうな
雰囲気で開始。
30年以上経っているのに若々しい香りに惑わされて、
皆、ごくんと飲んで顔が真っ赤になってしまった。
今まではこの辺からすぐに70年代、60年代と進むが、
今回はずっと力強い80年代。軽めのつまみは、
鶏ごぼうパイ、ヅケまぐろ寿司(赤身、とろ)、キッシュ、
レーズン入りソーダブレッドで
準体育会系テイスティングのようだった。
滓の多さと味わいの話になり、
輸入を始めた20数年前、メンバーの方が行かれたとあるお店と
取引があり「滓のあるワインだから」と返品された話で
大笑い。知らない方はその滓とは何?それほど悪者なのか?と
不思議がるかもしれないが、それは「美味しさが集まったもの」。
皆さん、一昔前の日本はこうだったんですよ。
滓が多いのが美味しさの証だと知らない人は、
令和の世にいないことを願っています。
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