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2014年9月15日(月)

 

このレヴェルのワインは、一言でいうと「美味い」のですが、

官能テストには向いていません。

なぜかといえば、色々な産地のワインをブレンドしているからです。

これでは産地を推測したり、もちろん「ぶどう」の品種を

尋ねるテストには出せませんね。
写真のコルクの先に付いている「ツブツブ」がわかりますか?

これは酒石酸というワインに含まれる「酸」の一種が

長い時間をかけて結晶になったものです。

業界の方ならご存知Calvet、サントリーさんが輸入したものです。

多分15年以上前の、取引先ホテルの土産だったと思います。

昨夜に引き続き、30年前の学生の頃をを思い出し、

セラーから「あの時」に近いワインを見つけたものです。

先日偶然同時期にパリに留学していた同窓生と話したのですが、

やはり、貧乏学生だった彼もこのクラスのワインが一番お気に入りで、

気の置けない「パリ時代の友」だったそうです。

グランヴァンだけでなく、このクラスのワインが普段着の「フランスの家庭料理」

だけでなく「日本の家庭料理」にもよく合うことを皆に教えないと

益々ワインの楽しみを知ろうとする人が減り、

世界一豊かな日本の食文化が寂しいものになってしまいます。

ちなみにこのワインのアルコール度数は11%で、グッと飲めます。

のど越しが良く今夜の「肉じゃが」にとっても合うんです。

試してみたくなりませんか?

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2014年9月14日(日)

1982年のぺトリュスを紙コップで飲んだ人がいた!そして、

これを実行した人がなんと「ロマネコンティも一気飲みした」と告白しています。

う~んんん!

お金の問題でなく、「ワインの神様への冒涜」でもなくもったいないですね。

折角こんなことができる環境にいながら、

心が震えるような美味しさを感じられなかったのは

それが無念です。

 

 

私が初めてワインに目覚めたのは、学生でパリに住んでいた1980年ころでした。

近所のスーパーで3フランくらいのヴァンドペイ(名もない地酒)を買い、

アパートに戻り飲み始めたとき、あまりの美味しさに「うわー!」っと

叫んでしまいました。

同じものはもうありませんが、それに近いものがこの写真のワインです。

このような安酒でも、鮮度の良いうちに、紙コップやラッパ飲みでなく

適切に飲めば、価格がロマネコンティやぺトリュスの300分の一以下でも

一生忘れられない感動を手に入れることができます。

試して見たい方はご一報ください。

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2014年9月13日(土)

 

ワイン会に参加の皆さんに毎回違うワインをお出ししようと考えていますが、

料理との相性をどうしても試して欲しくなるのがこれら2本で、

今まで5回以上は登場しました。

どんな料理にも合わせやすく、料理もワインも両方美味しく

楽しめるからです。
右が1994年シャトーラボリ、左が1988年R(エール)ドリューセック

この両者はとても味の幅が広く、オードブルからデザートまで合わせられます。

特にシャトーラボリは、仙台の名店「歎の季」さんでのワイン会の時も、

定番の「うにプリン」との抜群のマリアージュは皆を魅了しました。

(出来る事なら毎日合わせたいくらいです)

左のRドリューセックは貴腐ワインになれなかった(だから甘すぎない)ので

春の山菜~秋のキノコ、そして白身の刺身(ひらめ、メヌケ、ふぐ)

など味わいが深く歯ごたえのシッカリしたものに合います。

特にお勧めするのは、一生に一度でいいので、天然とらふぐの薄造りに

合わせると、あまりの美味しさに飛び上がらんばかりに驚くことでしょう。

美味しい物を食べる幸せは、

食べてしまえばだれにも取られる心配がないのでいいですね。
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