ロマネコンティを紙コップで飲むのはウサインボルトに準備運動をさせず、スリッパで走らせるようなもの
昨日のブログの続きで、題に「準備運動」が加わりました。
「ウサインボルトに準備運動をさせずにスリッパで走らせる」 これ考えられますか?
このありえない事でもワインの世界では良くありますね。
たとえば、写真のようなロマネコンティを開けてすぐ飲んでしまうこと。
これも全く準備運動をさせてもらえていないのに等しく、少なくとも前日には抜栓して
優しく酸化を促さなくてはかわいそうです。
ひどいときは、セラーから出して10度前後で
ボトルの外側に汗がかいた(冷たい状態)ままで飲まされてしまいます。
そして極めつけのあのセリフが登場します。
「本当はこのワインは明日が飲み頃なんだよねー」
きっとこのセリフは巷のお店でよく聞かれるのではないでしょうか。
「だったらなんで昨日のうちに抜栓しておかなかったの?」
多分皆さんがとても優しいのでこのような突っ込みを入れないからかもしれませんが。
日本全国あるいは世界中で
「古いヴィンテージワインは開けたらすぐ飲め!悪くなるから」
と言われているからかもしれません。
この1964年ロマネコンティは珍しいネゴシアン物で偽物のようですが本物です。
これを飲めることのできる人でもほとんどグラスに注意をはらいませんね。
グラスの材質(レベル)が低いとワインの持ち味が表現しきれません。
紙コップで飲むような残念なことになります。
ロマネコンティを飲む時には、
写真の「ロブマイヤーブルゴーニュグラス」で飲みましょう!
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