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今日も勝手にマリアージュ(コンサル)を考えてみます。
ヨーロッパの内陸地方でも「鯉」はよく食べられていて、
合わせるワインはソムリエ試験にも出た
「シノン」というカべルネフランを使ったロワール地方のワインが有名です。
でも米沢のこの料理に合わせるのはちょっと違います。
隠し味に使う調味料と一緒に紹介します。
このワイン(写真右)はフランスボルドーのモンターニュサンテミリオン
という地区の赤ワインで、1996年産のシャトー レ ムニエール です。
左はおしゃれなボトルですが、ワインではなく「アチェートバルサミコ」
という貴族だけが使っていた ぶどうから作られた「お酢」の12年物です。
このワインにも「カべルネフラン」というぶどうが30%くらい使われています。
ただ1996年は良い年だけど「酸味が強く飲み頃まで20年以上」
と言われていますが早熟のメルローというぶどうが60%も入っているので、
実はもう飲み頃を迎えています。
味わいはとてもまろやかで、甘酸っぱい「さくらんぼ」の香りに優しく包まれます。
このワインをさらに美味しくするため、ほんの一滴だけ「鯉の甘煮(うまに)」の中に
バルサミコを入れると、和食にもかかわらず突然ワインとお友達になってしまいます。
同じぶどうから作られたこの「お酢」は、
鯉の臭みをほぼ消すだけでなく、コクと旨みの余韻をもたらします。
この「お酢」の凄いところは、
この後に食べたい「米沢牛」をより美味しく感じるように
舌がセットされてしまうんです。(あ~ら不思議)