2015年3月23日(月)
1975年 モエエシャンドン ロゼ

 

ワインのクレームで一番多いのは「ラベルの汚損」です。

肝心の中身を飲む前に、文句をつけているわけです。

このシャンパーニュのように、ラベルが破損していると、中身がいくら大丈夫でも

処分品扱い(もちろん日本国内だけ)です。40年間、それも無傷でいることなど

人間でも難しいでしょう。誤って手が滑ったり、指先で引っ掻いたり、隣のワイン

に剥がれたラベルがくっついてはがれたり、色々なことが長いワインの人生でも起ります。

現在よりも生産基準が厳しい(生産量が少ない)環境で造られた優れ物の実力を

感じさせるワインです。

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