今回は久しぶりに若いワインを、グラス違い、
注ぎ方違いで比較することにした。
実はこの違いはプロでも素通りする一番の盲点。
先ず¥300と¥20000のグラスに同じように注いだものと、
ポワラー くるりと丸めてボトルの口に差し込むだけ! (globalwine.co.jp)
を付けて注いだものを比較する。
¥300のグラスに勢いよく泡物を注ぐと、
元気な泡と共に味と香りが抜けてしまう。
レギュラーメンバーの方々も毎回再発見だと思うが、
結論は、泡物はポワラーなどを付けて然るべきグラスに、
泡が立たないように静かに注ぐ事。
そうしないと、1本10万円のクリュグでも
只のサイダーのようになってしまう。
然るべきグラスが必ず¥20000という訳ではないが、
¥300のグラスで67回飲んでも
¥20000の味と香りに遠く及ばない。
普通は習い事をする時に道具を揃えるが、
ワインに関してはグラスの重要性を説くのは
あまり聞かない。
でも一番大事なことなので、
ワインを嗜むのにも然るべきグラスを揃えることを勧める。
若いプロセッコの次は90年代のシャンパーニュ。
残念ながらこのシャンパーニュはマデイラのようになっていたが、
ブルゴーニュグラスhttps://www.uogin.com/shop02.php?item=154に
注ぐと生き返ってくれた。
最後は今年39歳のピュリニーモンラシェ。
このワインは3つ星レストランや豪華客船向けの
特別なもので、退屈と思われているピュリニーでも
飽きさせない。
これもブルゴーニュグラスに注ぐと、
真鯛ワイン焼オレンジ風味と最高のマリアージュを
楽しめた。