評論家たちが「これが美味い!」と口々に
言っているので昨夜のワイン会で試してみることにした。
一番若くて’83なので初めての人は驚いただろう。
円やかでバランス良すぎの’82のパヴィヨンルージュ。
ふつうならこれがトリだと思われる風格の’78.
そして最初の衝撃の’63.
まったり甘くベルガモットの世界に一同小さい歓声を上げる。
「なんでこんな香りになるの?」と。
それでも飲み進んでいくと’61が一番若々しく
飛び切り美味いことに驚愕する。
これを造った当主がここを引き継いで40年で、
一番出来が良かったと。
更にフルボトルしか製造していないにもかかわらず
この年だけマグナムを詰めたらしい記事を’教科書’で発見。
飲み初めから良い香りがするが
最後の滓の中になるほどバラに近い’ゼラニウム’の香りがした。
今まで体験したことのないこの香りは正確には
’ペラルゴニウム’のらしい。
つまみは
サラダ(シャンパーニュヴィネガーとグレープシーズオイル)
ツナリエット、シーフードハムのホタテとカキ、食用ほおずき
お寿司は
ワタリガニの卵塩辛、ぼたんえびとエビッコ塩辛、インドマグロヅケ
アントレはアニヨーグリエ カシスソース、それに
銀鱈ロースト苺ソース
メインの写真を撮り忘れてアニヨーは骨だけになってしまった。
一番右端の’96バルベラダルバはアニョーと銀鱈のソース用に開けた。