2015年3月16日(月)

 

写真右端のシャンパーニュ(アンリグトルブ)を訪れた20年前、すべてのサイズと

種類(ハーフから6Lまで)を仕入れ、少しずつ飲み比べてきた結果分かったことですが、

2本分のマグナムサイズ以上は手詰めで、機械でワインを瓶詰(早く瓶詰)すると、

ワインにストレスがかかり、後々味に影響が出てきます。

大きいボトルは蔵の看板なので、瓶詰もゆっくりと慎重に味に影響が出ないようにし、

もちろん美味しい原酒の割合が増え、熟成も穏やかにゆっくり進みます。

極端に言えば、ラベルは同じでも大きいボトルのワインは「別物」です。
左端の’87はハーフボトルなので今がピーク、でもこの外れ年のクリュブルジョワでも

しっかりした造りで、コルクの頼りなさは気になりますが、このクラスとしては90点。

次の’66オーブリオンは昨年開けましたが、ピークまであと10年はかかりそう。

’49パルメは今から10年以上楽しめ、最後の6L シャンパーニュはこれから30年以上

幸せを分かちあえそうです。

ハーフボトルは家庭の一人用のお風呂、6Lボトルは100人用の温泉にひとりで浸かって

いる感じで、ゆったりした、ゆとり感が違います。いつも言っていますが、飲み過ぎて

ろれつが回らなくなっても飲み続けたい1本です。

クリアスペース

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