ワインの当たり年は、あくまでも目安にすぎません。
左から2番目の’74スペインは「大はずれ」という事になっていますが、
甘い香りとまったりした味でとても美味しく飲めました。
それではスペインの当たり年から。
1945、1947、1949、1953,1955,1959、1961.1964,
1966,1969、1970,1975、1982、1985
他の地域では「はずれ」の’67は、コートデュローヌとソーテルヌは
「当たり」です。ちょっと覚えるのが面倒ですね。
このドイツワインは若ければ、「銀の鈴を鳴らしたような軽やかな酸味」が特徴の
品種リースリングですが、40年以上経つと「酸味」のニュアンスは弱まり、
とても円やかな味わいで飲み疲れしませんでした。
ドイツとイタリアの当たり年。
1945、1949、1953、1955,1959,1961,1964,1971,
1978、1985
この「澱」が物語るように「はずれ」のはずのイタリア’52年も「当たり」でした。
人と同じでワインも付き合ってみなくては本質はわかりませんから、
ヴィンテージチャートはあくまでも参考にするだけにして、気になるワインを
実際に飲んでみることですね。