ひょっとしてワインの寿命は20年くらいで終わると思っていませんか?
そんな事は決してありません。
以前ワイン会で開けたこのワインでさえも、まだまだあと20-30年楽しめる
とても魅力的な味わいでした。
ワインセラーがなくとも、直射日光を避けて冷暗所(理想は8~25℃)に寝かせ
時々液漏れがないかチェックしていれば、自宅でも30年以上は保存できると思います。
実際に40年ほど前の国産新酒(それも白ワイン)が本棚の間に置かれていたのを見つけ、
恐る恐る開けてみたところ、目の前で桜が満開になったような素晴らしい
味わいを体験した記憶があります。
2-3か月以内に飲まれるのを想定して造られた物ですら運が良ければ
長生きできるので、しっかりした造り手の物などは40-50年は楽勝ですね。
有名なシャトーラトウールなどは「孫の為に買え」と言われており、
本領発揮するには50年以上かかるようです。
実際に、早いのは分かっていてのですが1970年のラトウールを2年前に開けたときは
まだ初々しい酸味が残っていて「しまった、本当に早かった」と後悔したものです。
やはり先人のアドヴァイスを良く聞き、時間を有効に使い、美味しく飲みたいですね。