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2014年10月1日(水)

 

美味しい本場のウィスキーをさがしてスコットランドへ行った時の事、
(私は前列中央の蝶タイです)

6月20日なのでコートはいらないだろうと思っていましたが、

 

 

写真では皆笑っていますが、バグパイプ演奏が延々と続く中、

一同寒さに震え、鼻水をたらし、

「早く終わらないかな」と囁きあっていました(私だけ日本人で言葉が通じない)

翌日からの商談で、(私だけの)宝物を見つけてしまいました。

それがこのウィスキーです。

 

 

18年前の5年物、ヴァッティドモルトウィスキーカスクストレングス61.9度

シングルモルトが数種類ブレンド(現地ではこの言葉は使わず)されたもので、

水で割っていないため(普通は水で割り40度前後まで下げる)、

そのままストレートでは強くて飲めませんが、ソーダなどで割ると、

香りがグラスの底から湧き出して、幾重にも香りの花を咲かせます。

左の小樽に入った物も一緒に仕入れ、

南青山のお店に行商したのもいい思い出です。

他に12年、30年物も仕入れ、密かに飲んでいます。

マッサンが生きてたら一緒に飲みたかったウィスキーです。

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2014年9月29日(月)

 

マッサンは本場スコットランドと同じ環境を求め余市に蔵を構えました。

しかし、理想を実現することは容易ではなく、

ウィスキーが出来るまでには3年以上の時間がかかり、

日本酒造りと同じように考えていた出資者たちに

理解を求めることは大変なことでした。

本物を求めたマッサンでしたが、ウィスキーの力強い風味に欠かせないはずの

余市の「ピート」は力が弱く、それが逆に日本的な柔らかい香りの

ウィスキー誕生のきっかけになったようです。

繊細な味わいは決して弱さではなく、細密画のように味のニュアンスを

上品に表現してくれます。

写真の花はヘザー(ヒースともいう)で、これが枯れて地中に埋もれ

「ピート」になります。

写真右はこの花のはちみつで、ヘザーハニー。

とても味が濃く、北の大地スコットランドの力強さを感じさせます。
http://www.uogin.com/

もし同じ花が遥か昔から余市に咲いていたなら、今頃日本のウィスキーも

もっと深い香りの物になっていたかもしれませんね。

(詳しくは小林先生からhttp://researchmap.jp/joaek9lt2-7116/?lang=japanese)

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2014年9月28日(日)

 

秋の味覚はさんま、栗、とくれば次は「いも煮」ですね。

お隣の山形県では、仙台と違って醤油味で牛肉の入った「いも煮」です。

こんな感じです。(http://www.kikuteacher.net/imoni/

毎週色々な仲間と何度も食べるのが恒例だと聞きました。

ワイン好きの私としては何か足りない気がします。

そこでいつものバルサミコを数滴入れ、

「いも煮」をより美味しくするワインを軽く冷やします。

 

 

このワインは中位の甘さで、野菜の甘みと牛肉の脂身の旨さの

両方を優しく受け止め、美味しく楽しい食事を演出してくれます。

1988年シャトードセロン

まだ生産は続いていますが、誰も知らない隠れた銘酒、

「和食で良かった」としみじみ感じるワインです。

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