2015年6月17日(水)
知名度が低いワインはダメなのか?シャトーラミッシオンオーブリオン

最近ワインを飲み始めた方には聞きなれない名前の。

 

なぜかと言えば、このワイナリーは1983年に隣の

 

有名なシャトーオーブリオンに売却されてもうないからです。

 

知名度が低いのにはわけがありました。

 

ここの経営者はワインの品質の為には名声よりも

 

味を追求すると言う方針で、最近よく聞く「独自化」を

 

すでに第二次大戦後から行った人でした。

 

自分のワインの品質を確認するため2年に一度は

 

有名なワイナリーを訪ね、味の比較をして回るという熱心さ。

 

これは恵まれた味の分かる才能があったためで、

 

当時のボルドーで5本の指に入る一人だったからできたことでした。

 

今度のワイン会で飲むこの2本は外れ年と言われているものですが、

 

同じ外れの’68年ほどではないにしても

 

(この年20%のぶどうを廃棄)

 

品質第一の姿勢は揺るがず、ダメなぶどうは廃棄し

 

’67年は’66と並ぶと称賛されるほどの出来栄えです。

 

この’63もダメダメと言われ続けている年ですが

 

そう言われるお蔭で思ったより安く仕入れられ、

 

今回の飲み比べが実現します。

 

右の’67はあの有名な酒商ニコラの為にビン詰めされた特注品。

 

知名度がないワインはダメ(目安にならない)かどうか、

 

あと10日で結果が出ます。

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