2014年12月26日(金)

 

先日飲んだワインはただのACブルゴーニュ(写真左の物)。

しかし、天候に恵まれた’83、そして優れた作り手によって造られたため、

驚くような味わいに仕上がっていました。

香りは熟成のピークでシェリーやマディラを思わせる熟成香たっぷり。

味はまろやかで伸びがあり、優しいのど越しはピノ特有の包容力を

感じさせてくれました。

並酒が特級に近い味に仕上がった典型です。

メイン料理のフランス鴨ローストフランボワーズ風味と最高のマリアージュ、

付け合わせの「ひょうたんかぼちゃ」も丸ごとロースト45分。

旨みを閉じ込める作戦が成功し「しっとり、こってり、まろやか」に仕上がり、

次に続く、「本まぐろ赤身ヅケ」の握りとも好相性で、ワインも本まぐろも

存分に楽しめました。

「ワインと料理の色を合わせる」と美味しい結果が生まれますね。

ラベルの下に小さく英語で、スウェーデン国王ルドルフ6世への献上ワインと

書いてあり、びっくりして酔いが覚めてしまいました。

この後に右のジゴンダスを開けたのですが、5歳年上にも拘わらず、

固さが取れず、あと10年以上熟成が必要な味わいでした。

ピノノワールと一緒に飲まなければ結構楽しめたかもしれません。

クリアスペース

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